まずは上からシューズを見てみましょう。
①トゥ・捨て寸
つま先には、1cm程度ゆとりがあります。
トゥガード
つま先への衝撃から爪や指を守る部分です。
トゥガードがあることで、つま先の摩耗を抑えてくれます。
②アッパー
足の上部を覆う部分です。
足の蒸れやマメを予防する意味で、メッシュ素材を使っているシューズも多いです。
最近では、安定性を求めて伸縮素材を使うシューズもあります。
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③シューレース
足とシューズのフィット感を調整する、いわゆる靴紐です。
靴擦れ防止やつま先の圧迫感の調整ができます。
切れないように、
定期的な交換をオススメします。(2〜3ヶ月に1回)
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④シュータン
走る時に、足と直接触れる部分です。
足の甲が保護できるか、通気性があるかなどが重要です。
タンが薄くなると、更にフィット感が高くなります。
⑤アンクルパッド
シューズの履き口に当たるパッド部分です。
足首周りに余裕を持って作られているものが多いです。
ヒールカウンターがしっかりしていれば、
薄くても問題がないとされています。
ライナー
アッパーの裏地です。
シュータンやアッパーと同様、通気性や吸湿発散性が重要です。
⑥ヒールカウンター
踵を成形するために、丈夫な補強がされています。
歩行・走行時の安定感を左右する大切な部分です。
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今度は横から見ていきます。
①アイレット・ハトメ
シューレースを通す穴に付ける環です。
シューホールを補強し、シューズの素材が痛まないようにする役割があります。
②ハトメ飾り
アイレットが並んでいる部分です。
きつく締めすぎると・・・
アッパーにシワが寄り、シューズが曲がる箇所で足の甲を痛めてしまいます。
③ミッドソール
アウトソールの中にあり、クッションの役割を果たします。
ジェル素材や衝撃吸収素材で、着地時の力を分散させます。
「ミッドソールが厚い=衝撃を和らげる=足の負担軽減」
また、石や木が足に刺さらないように足裏を保護します。
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中を見ると、こんなものが入っています。
インソール
一般に言う、シューズの中敷きです。
ランニングシューズのインソールで求められる要素
①足裏のアーチを支える
②足裏の圧力の分散
③着地の衝撃を緩和
大半のシューズでは取り外し可能な為、
走った後は外して保管する事をオススメします。
※レース向きのマラソンシューズでは、取り外せない物もあります。
最後に下から見てみましょう。
アウトソール
地面と直接触れる接地部分です。
★シューズによって性能が
大きく異なる部分でもあります。
(例→グリップ性、硬さ、安定感など)
左がセパレートソール、右がフラットソールです→
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★サイズとワイズの違い
サイズとは・・・
一番長い足指の先端から踵の後ろの一番出っ張った部分です。
言い換えれば、シューズの縦幅です。
ワイズとは・・・
足の親指の根元から小指の根元で、最も膨らんだ部分です。
言い換えれば、シューズの横幅です。
「E→2E→3E→4E・・・」と横幅が広くなります。
※一般には横幅と言われていますが、実際のワイズは周径を意味します。