カウンタームーブメントとは、姿勢反射ともよばれ、例えば転びそうになったときに、手や足を出したり、姿勢を低くしたりして倒れないようにバランスをとる動きをいいます。
ジョギングシューズを履いて、時速18km/h(キロ3分20ペース)で走ってみました。
普通に立った状態で片足を上げると、足の裏(つま先)は真下を向いています。
シューズを履いたときのランでは、左腕の脇が開いたり、跳ね上げた足のつま先が外を向いたりと、素足のときのランとは走り方に違いが出ました。
体が前後、左右に傾いたときに、転んでしまわないように、無意識のうちにバランスをとる代償動作をカウンタームーブメントといいます。
走るときに「左右の腕が均等に振れていない」、「片方の肩が下がっている」、「蹴り上げた足のつま先が外を向いている」など、フォームのことで悩む方が多いのですが、グラつかないで走れているかどうか?確認すると悩みが解決するかもしれません。
フラつく原因は、靴のクッション材の変形や、路面の凸凹、体の歪みです。
通常のシューズにはは、クッション材が使われています。
らくちんソックスは、シューズによって発生する体のグラつきを抑える靴下です。
痛みの原因が、痛い方の足にあるとは限りません。
ランニング障害によくあるカウンタームーブメントのついて解説します。
左足の内スネに痛みを訴えて来院されたランナーの足首です。
プロネーションを起こしています。(足首が異常に倒れ込む動き)
●痛みが出るタイミングの足首 治療前
左のボトムディスセンターで痛みがでます。
プロネーションを引き起こす原因はいくつかあります。
ランニング障害では、痛みが発生する一つ前の動きに問題があることがほとんどです。
痛みの出る着底の一つ前の動きです。
これがカウンタームーブメントの動きです。