足首の倒れ込みは、さまざまなランニング疾患の原因となることで知られています。
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それとは別に、シューズの倒れ込みがあります。
シューズの倒れ込みとは、体に異常がなく、裸足で走ると正常な動きをするにもかかわらず、シューズを履いて走ると足首が倒れ込むことをいいます。
新しいシューズと、10か月走行したシューズを履き比べて、フォームを観察しました。
どちらも同じ ミズノ ウェーブライダー21、サイズも同じ25cmです。
同じサイズの同じシューズでも、劣化による形の変形で、足首が倒れ込むことはよくあります。
同じシューズでもこれだけ差がですのですから、シューズによって、その人の足や走り方に合うシューズや合わないシューズが出てきます。
シンスプリントや足の裏の痛み、膝の痛みの原因は、オーバーワークだけではありません。
むしろ、シューズが合わない事によって起きているものが多いと私は思います。
“シューズに小指が当る”、アウトソールから小指がはみだしている場合も足首の倒れ込みが起こりやすくなります。
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アッパーの形状や、紐の締め方の悪さで、足の親指の動きを制限されると足の裏のアーチは機能せず、足首の倒れ込みを起こします。