比較試験
日常の生活
私達人間の身体、全身には基本的に206個の骨があります。(大人)。 足の骨の数は片方で28個、左右で56個あります。全身の骨の数、約200個に対して 1/4 は、くるぶしより下の骨ででできています。一歩づつ歩く片足にかかる外力は、体重の120%がかかります。
30分のランニング中に、左右の足は2700回着地し、その足にランナーの体重の1.5倍以上の外力を支えます。
歩くとき、走るときの頭の位置は前方から見て左右に動きます。中心線が左右の眼の黒目と黒眼を行き来します。このとき、中心線が耳までくると、どこかを故障しているか?故障する前触れです。
〈もっと詳しく〉 アライメントとは
アライメントとは、簡単に言えば “体のバランス” です。
例えば、正常な足は片足でも真っ直ぐ立てるはずのなのに、真っ直ぐに立てない人がほとんどです。
真っ直ぐに立てない足で運動を繰り返していたらどうなるでしょうか?
体のどこかに歪みが生まれ、無理がかかり、パフォーマンスの低下や故障につながります。
真っ直ぐに立てない足を、真っ直ぐに立てるようにするにはインソールしかない、そう思いました。
土台が曲がれば上に積むもの全てが曲がる
“土台が曲がれば上に積むもの全てが曲がる”
インソールの理論は目からうろこが落ちるようでした。
それまでは肩こりも腰痛も肩や腰、背骨やその周辺の筋肉が原因で痛みが出ていると思っていました。
しかし、そうではなかったのです。
繰り返す痛みに悩んでいた私に、ひとすじの光が射したように思えました私は楽しくて漁るように学び、インソールを作っては治験を繰り返しましたそれは多くの良い結果を残しました。
多様化するシューズの形に対応できなくなりました
しかし足首のアライメントの重要性がシューズメーカーにも浸透し始めた頃、シューズの形が劇的に変わり始めました。
シューズには足首の傾きを補正する凹凸が装備され、ひとつひとつ靴底の形が違うシューズに合わせてインソールを作るのが困難となりました。
また、走るとき、曲がるとき、止まるとき、足の形は常に形を変えます。
インソールの理論にも疑問を思うことが増えて、壁に当たりました。