ハムストリング/はむすとりんぐ


ハムストリングスは、大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋の3つの筋が集まった筋肉です。

表面にあるのが大腿二頭筋長頭・半腱様筋、その下にあるのが大腿二頭筋短頭・半膜様筋です。

 

大腿二頭筋は坐骨から始まり、腓骨に付着する為、「外側ハムストリングス」と呼ばれます。

半腱様筋・半膜様筋は坐骨から始まり、脛骨に付着する為、「内側ハムストリングス」と呼ばれます。

また、腓腹筋とハムストリングスで、膝窩を構成しています。

 

ハムストリングスは面積が大きい為、強力な伸展と屈曲を生み出します。

そのため、通称「アクセル筋」と呼ばれています。

 

スポーツの場面で考えると、短距離のスタートジャンプ動作投球パンチなど、様々な場面で活躍します。

主な作用は股関節の伸展・膝関節の屈曲です。

関連する筋肉:大殿筋

反対の作用:大腿四頭筋 腸腰筋

膝関節の運動では、

大腿二頭筋は外旋に、

半腱様筋・半膜様筋は内旋に関与します。

歩きやランニングの動きに置き換えると、下記の働きをします。



走るときのハムストリングの動き

 

ハムストリングは前に振り出した脚を後ろに引き戻す動きをします。この動きによって力強い推進力を発生します。

 

※ハムストリングが使われる足の角度(右足)