ヒラメ筋のストレッチ

腓腹筋とは伸ばし方が違うのです

アメブロはコチラから 編集:山田洋太


〜ヒラメ筋が硬いとこんな状態に〜

 

★肉離れのリスクが高くなる

 肉離れは大腿四頭筋ハムストリングス腓腹筋のような、2関節筋に好発します。

 ヒラメ筋は単関節筋ですが、腓腹筋同様、肉離れの好発部位とされています。

 特に、足首の背屈時に起こしやすく、ジャンプの着地時や

    ランニングのボトムディスセンターなどが引き金になります。

★アキレス腱の損傷につながる

 上記にも書いたように、腓腹筋はアキレス腱に移行します。

 腓腹筋が硬い事で、アキレス腱が常に引っ張られた状態になると考えられます。

 アキレス腱自体は1tの力に耐えられる程強靱で、伸縮性のある靱帯ですが、

 常に伸びている状態が続くと危険です。

 伸びた状態で力が加わり続ける事でアキレス腱炎を引き起こし、

    大きな力が加わった場合、アキレス腱の断裂に繋がります。

・血液循環が悪くなる

 下腿三頭筋は「第2の心臓」と言われ、血液循環に大きく関与しています。

 詳しく話すと、足先の血液を心臓に送り返す役割を持っています。

 腓腹筋の動きが悪くなることで、冷えや足のつり、疲労感に繋がります。

※ヒラメ筋だけが原因ではないため、詳しい検査が必要です

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〜ストレッチ〜 

※今回は左のヒラメ筋を伸ばしています

①.膝を立ててしゃがむ

〜Point〜

 腓腹筋を緩ませるため膝を曲げる

  →ヒラメ筋がピンポイントでストレッチできる

②.踵を付けたまま、立てた膝に体重をかける

〜Point〜

 膝の先端に近いところに手を置く→てこの力を大きくするため

 ミクリッツ線を揃える


〜悪い例〜

 手の位置が体幹(股関節)に近い→てこが小さくなる

 ミクリッツ線が揃っていない


★一連の動きはこんな感じです


★ストレッチはどれくらい伸ばすのか?

筋肉の伸ばし方を知っていても、

「どの程度伸ばして良いのか?」が分かっていないと勿体ないです。

ストレッチ全体に共通する事なので、ポイントを載せておきます。

 

・ウォーミングアップの場合→軽く反動をつけて20回×3セット

・クールダウンの場合→息を吐きながら20秒×3セット

・痛みが出るまで伸ばしきらない

 急性期の肉離れなどではストレッチをしない

 

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