編集:山田洋太
役割を言い換えると、
重心線のズレを補正するのが抗重力筋です。
重心線は第4腰椎の前を通過します。
脊柱起立筋は、重心が前に行きすぎないように、
姿勢を後ろに維持しているわけです。
スポーツだと、いわゆる「体幹」のイメージが強いと思います。
その働きは、非常に多くの場面に及びます。
走る時に、一瞬ではありますが、前屈みになる時間があります。
その時に姿勢を起こすのが、脊柱起立筋です。
跳躍動作では、跳ぶ瞬間に身体を後ろに反らす瞬間があります。
その時に力を生み出すのが、脊柱起立筋です。
他にも、スキーやスノーボードでは空中姿勢の維持、
柔道やレスリングでは相手を持ち上げるパワーの源になっています。
主な作用は、頚部から体幹の後屈です。
反対の作用:腸腰筋
片側だけが収縮すると、体幹の側屈・回旋に作用します。
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