負荷を増やしたいときは、踵(かかと)に体重をかけていきます。
この態勢がきつい人は、片足ずつ行ってください。
ムリをしないでゆっくり伸ばしていきましょう
さらに強い負荷をかけたい人はタオルを丸め
て足の甲の下に入れて調節することもできます。
シンスプリントの原因は “後脛骨筋の硬さが原因” そんな記述を嫌になるほど目にしますが、下の画像は重度の内スネの痛みを訴えて来院した高校生のMRIです。
内スネにも炎症反応はありますが、内スネよりも、外スネ(前脛骨筋側)に強く炎症反応が見られます。
スネの内側の太い骨を脛骨(けいこつ)と言います。外側の細い骨を腓骨(ひこつ)と言います。
この二本の骨で、箸でつまむようにして、足首の骨をつまんでいます。この骨を距骨(きょこつ)と言います。
前脛骨筋だけではありませんが、脛骨と腓骨を結ぶ筋肉群の動きが悪くなると距骨の向きが悪くなりつま先が外を向いてしまいます(トゥ・アウト)。
つま先が外を向いた結果として、足部は回内し、アーチの低下を引き起こし、ニーイン・トゥーアウトがおこります。
ひとたびアライメントを崩した構造は、生理学的な動きを失い、次々と、いろいろなところを破壊します。
つま先が外を向くのは “走りの癖(くせ)”とか、筋力不足と言う人もいますが、こんな所に原因があるかもしれません。また、内スネの痛み、アキレス腱やふくらはぎが痛む人は、そこが原因ではないかもしれません。前スネも、しっかり伸ばして下さいね。