足の指を握りしめる力のことを把持力(はじりょく)といいます。
歩くとき、走るときに体を支えるために大変重要なちからです。この力が弱くなると足裏のアーチが失われ、扁平足や外反母趾になりやすくなると言われ、歩くときの疲労や足の痛みの要因の一つになります。
ふらつきから体を支える力であるため、中高年の転倒防止にも影響していると言われ、近年研究が進められています。
馬の足の指は一本指
馬の足の指は一本指です。進化の過程で生活の場所を変え、走ることが増えるにつれて、足の指が一本になりました。
(出典:『カメの甲羅はあばら骨 ジュニア版』)
足の骨は、多くの骨で構成されています。指と指を握りしめる動きを行うことで、骨どうしの連結が強くなり、必要な場面で硬い足を作ります。
把持力が弱いとどうなるの?
まぼろし工房のらくちんソックスは、足の指を握りやすい構造で、
足のバランスが乱れることを防ぐ靴下です(特許取得)
開発試験の様子はコチラから (この動画は開発試験の一例であり、効果その他を保証するものではありません。)
荷重によって足の骨は開く
人の足は、足に体重や重さがかかると、足の骨は開きます。
足の骨が開き、骨どうしの結びつきが弱くなると、足にかかる負担に耐えきれなくなり、アーチの低下を起こします。足のアーチが低下すると、足の裏の痛みだけでなく、さまざまなトラブルを引き起こします。
足が開きすぎるのを防ぐ為に
把持力を鍛えるトレーニング、リハビリとして、タオルギャザーが有名です。
タオルギャザーに “ もうひと工夫 ”
把持力が一番必要になるのは、踵(かかと)が地面から離れ、地面を蹴り出すときです。
地面を蹴り出すときに、体の全体重が片足にかかります。このとき足の指を握る力が働くことで、足の強度が高まり、足が壊れるのを防ぎます。走るときには、強い蹴り出しを行うことができるのです。
“ 小指が開く動き ”で足は固くなります。
小指を開くことで足は固くなります。
小指を開いてタオルギャザー
タオルギャザーを行う時は、薬指と小指の間に、折りたたんだティッシュを挟むなどして隙間を作り、小指の動きを改善する(足根骨を閉める)動きを加えると、より効果的だと思います。
らくちんソックスは、小指が独立した構造で、日常の動きの中で小指を開く動きをサポートする靴下です。
らくちんソックスは、歩く、走る一歩をサポートします。
普通の靴下
ラクちんソックス