歩く・走るときに身体が外側へ傾くと、足の小指は外へ開き、足元を支える範囲を広げます。
しかし、靴下が小指の動きを制限すると、足元でバランスを取る働きにも影響することがあります。
このページでは、小指の動きと足の安定性について、斜面で行った比較試験を紹介します。
身体が外へ傾くと、小指が開いて足元を支えます
人は歩く・走るときに身体が外側へ傾くと、足の小指を外へ開いてバランスを取ります。
小指が開くことで、足元で身体を支えられる範囲が広がります。

靴下が小指の動きを制限することがあります
一般的な靴下は、足先を一つの袋で包みます。
そのため、靴下の張力によって小指が内側へ押され、外へ開く動きが制限されることがあります。

足元の安定性を見るときは、筋力だけでなく、小指が必要な方向へ動けるかも確認します。
傾斜17度の斜面で足元の安定性を比較しました
傾斜17度の斜面で、片足立ちからつま先立ちを行いました。
身体が山側へ傾く条件と谷側へ傾く条件で、体幹軸の傾きを比較しています。
山側斜面での比較


谷側斜面での比較
身体が谷側へ倒れやすい条件でも、同じ方法で片足立ちとつま先立ちを比較しました。


今回の試験では、小指が動ける足元の条件に変えることで、斜面での身体の傾きにも違いが表れました。
足元の安定性は、筋力だけで決まるものではありません。
斜面で行った試験動画
実際に斜面で片足立ちとつま先立ちを行った様子は、次の動画で確認できます。
ほかの条件でも試験を行っています
開発時には、斜面の向きや動作を変えながら、足元の安定性を繰り返し確認しました。
次の画像から、それぞれの試験動画を確認できます。





まとめ|小指は足元の安定性に関わっています
身体が外側へ傾くと、足の小指は外へ開き、足元を支える範囲を広げます。
靴下によって小指の動きが制限されると、身体を支えるために必要な姿勢の補正も変わります。
足元の安定性を見るときは、筋力だけでなく、小指が必要な方向へ動けるかも確認します。
小指の動きと足元の支持範囲が、身体の傾きや安定性にどのようにつながるのか。
その仕組みは、まぼろし工房の足部工学理論で詳しく解説しています。



