大腿四頭筋

概説:大腿四頭筋とは

大腿四頭筋は、大腿直筋・外側広筋・中間広筋・内側広筋の

4つの筋が集まった、人体最大の筋肉です。

外側広筋・中間広筋・内側広筋が大腿骨に付着し、

骨盤から始まる大腿直筋が、中間広筋の上に付着しています。

 

4つの筋は膝蓋骨(膝の皿)を通過し、膝蓋靱帯となり、脛骨に停止します。

これを、膝関節伸展機構と呼び、一つのまとまった力として働きます。

そのため、通称「ブレーキ筋」と呼ばれています。 

 

主な作用は、膝関節の伸展です。

その力は、膝の屈曲筋の3倍の力を持つと言われる程強力です。

 

反対の作用:ハムストリングス

また、大腿直筋は骨盤に付着する為、股関節の屈曲にも関与します。

急激な踏み込みブレーキの動きに耐えられる程強力な筋肉です。

 

関連する筋肉:腸腰筋

反対の作用:大殿筋

★筋肉の発達度合い

内側広筋より外側広筋は発達しやすいと言われています。

その為、内側広筋はトレーニング、外側広筋はストレッチを入念に行うとバランスが取りやすくなります。

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