歩く時に腕は均等に振られているでしょうか? 通常の歩行では、左右の腕は均等に動きます。
腕の動きは足の動きや体の傾きに連動して動きます。
腕の動きは体の動きの一つのバロメーターです。
足の裏の痛みや、内くるぶしの痛み(有痛性外頸骨)をはじめ、
様々な足の痛みを訴えてくる患者さんのほとんどは、歩く時の腕の動きが左右均等に動きません。
右足の内くるぶしの下の痛みを訴えて来院した患者さんの歩行です。(有痛性外頸骨の痛み)
腕(肩甲骨)が正しく動いていないと、正しく脚はうごきません。
体幹を使った動きを簡単に説明すると、
肩甲骨を引くことで骨盤が回りやすくなります。
治療前の歩行の左足は、踵の尖った所から着いていました。
踵の痛みやシーバー病(踵骨骨端症)の痛みを訴えてくる人に多い足の着き方です。
異常
正常
足底腱膜炎や、踵の痛みの原因は
骨盤の動きや肩甲骨の動きのエラーが原因している事が多くあります。
治療前の歩行の右足は、トゥ・メニー・トゥス・サインが出ていました。
つま先が一定角度より外を向くと、足首は曲げることができません。
歩く時に片足の足首にかかる負荷は体重の120%がかかります。
トゥーアウトにより、正常に動くことができなくなった足首は、その外力を逃がすことが出来ずに、行き場をなくした体重の外力は、その足のどこかを破壊し続けます。