全ての痛みには原因があります。痛みを引き起こすメカニズムを分析し、改善していく事が重要です。
ストレッチやモビライズの有効性を下記に示します。
■主訴:左膝の痛み
膝の痛みを訴えて来院したランナーさんの歩行を観察しました。
来院時の歩行は下記の通りでした。
治療前の歩行(時速4km/h)

膝をこねる動き

膝をこねる様な異常な動きが出ていました。
膝関節の周囲には、筋肉や靭帯群が数多く存在しています。
それらの筋肉や靭帯は、膝の正しい動きには対応できますが、異常な動きが発生すると伸ばされたり、周囲の骨と擦れあい炎症を起こします。

〈参考記事〉腸脛靭帯炎を完治させるには
この写真は 12:47 に撮影したものです。
5分間でストレッチを教えました。

歩行はどのように変わるでしょうか?
12:57 (5分後)に撮影した歩行です。
たったこれだけの事で
歩行はこのように変わりました。
ストレッチ前の歩行

ストレッチ後の歩行

ストレッチ前の歩行

ストレッチ後の歩行

少しの事で、故障は防げます。
ストレッチとドリル(基礎運動)をこなすことで、多くの故障が防げることをもっと多くの人が知ってくれると良いと思います。
ニーアウトを改善するドリル
