🧎♂️「開脚が90度しかできない」それは体が硬い?🧐
🪑 床に座って開脚したとき、
90度しか開かないと「体が硬いね!」と言われること、ありますよね😊

📏 実は、そうとも限りません──
人の正常な開脚角度はおおよそ90度前後です。😊
120度開いて調子がいい人もいれば、
年齢的に80度でもOKな場合もあります。
「90度しか開かない=異常」ではありません。
⚠️ 引っぱりすぎは逆効果😖
筋肉は、スーパーで売っているお肉と同じような構造です。

ですから、
無理に引っぱれば微細な損傷が起き、
硬結をつくるので、
繰り返す足攣りや肉離れの原因にもなります。
さらに、関節周囲には
-
靱帯(骨と骨をつなぐ)
-
腱(筋肉と骨をつなぐ)
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神経
といった構造が存在します。
これらの組織は、引っ張って傷つくと炎症を起こし、周囲の筋肉は固くなります。
❌ 間違ったストレッチの例
つま先を外に向けてアキレス腱を伸ばす
(トゥー・アウトを自分で作る)

膝が痛いのに、
つま先を外に向けて四頭筋を伸ばす
(ニーイン・トゥーアウトを自分で作る)

坐骨神経痛があるのに
片足あぐらで坐骨神経を伸ばす・さらに体を前に倒す。
(坐骨神経痛を自分で作る)

これらは、
アライメントのズレや、悪化を促進するかもしれません。
(やるなら24秒間ルールを守りましょう)
だからこそ、「これ以上伸ばすとちょっと大変かも…」
そう感じたところから、 ほんの少し戻してキープする──
角度よりも、左右のテンション(張力)が同じであることが大切です。
🎵 ストレッチは「リズム」で覚えよう
「24秒ルール」とは、 ストレッチを行うときのひとつの目安時間です。
なぜ24秒?と思う方もいるでしょう。
ストレッチの元理論は
「ストレス性理論」といいます。

つまり、筋肉にストレス(侵害刺激)を与えるので、
長く行うと筋肉に微細損傷が起きることがありまず。
もう一つは、ストレッチは“”反射“”ですから
30秒以上おこなっても、
筋肉の緩みに変化がないからです。(諸説あり)
思い出してください。 部活動や体育の準備運動で、
こんなリズムの掛け声を聞いたことはありませんか?
「いち、2・3・4・5・6・7・8、
に・2・3・4・5・6・7・8、
さん、2・3・4・5・6・7・8!」
8カウント×3セットで、ちょうど24秒。
このリズムが、 身体が自然に覚えているテンポであり、 ちょうどよいストレッチ時間の目安になるのです😊
🧘♀️ ストレッチは“予防の手段”
ストレッチって、筋肉痛を治すためにするもの── そう思っている方も多いかもしれません😊
でも実は、**ストレッチは治療法というより、ケガを防ぐ“予防の手段”**なんです。
筋肉痛の原因は、筋肉の微細な損傷です。
ストレッチでそれが直接治るわけではない(諸説あり)ので、
「ストレッチしてるのに治らない…」という悩みは、
当然のことかもしれません。
筋肉の硬さだけが、痛みの原因ではないからです。

だからこそ、 「これ以上伸ばすとちょっと大変かも…」と思ったところから、
少し戻してキープする──そのくらいが、体にとってはちょうどいいんです。
やさしく、ゆっくり、自分で体を壊さないようにしましょう。😊
回復の基本は、適度な栄養と睡眠です。
🌈 ストレッチとは手段
反射を活かして、 体の声を聞きながら、正しく整える作業。
「やってる感」や「引っぱってる感」ではなく、 動作のために、アライメントを整える。
これが、 まぼろし工房が大切にしているストレッチの考え方です。