繰り返す捻挫は癖ではなく、必ず原因があります。
ミニバスのシューズを使った片足立ちジャンプです。
拡大して見ると、体が外に傾いているときに、
外くるぶしがシューズに当たりやすくなっていることが分かります。
本症例は、ミニバスケットボールに取り組む小学校5年生の女子です。
主訴は左膝の痛みで、運動時の違和感と軽い不安定感を訴えて来院しました。
本動画では、普段使用しているバスケットシューズと靴下を着用した状態で、
片足立ちとジャンプ動作を記録・比較しています。
姿勢の傾きや着地時のブレ、膝・足首の動きに注目し、
ソックスを変えたことで動作にどのような違いが生まれたかを後半で検証しました。
片足立ち(静止姿勢)の比較検証
本図は、片足立ち(静止)時における姿勢の比較を示す。
左図は、被験者が一般的な市販の靴下とミニバス用シューズを着用した状態、
右図は、ラクちんソックスと同一シューズを用いた状態である。
市販の靴下を使用している状態では、重心が左側に偏位し、
体幹全体が左方向へ傾斜している様子が確認された。
この際、左膝関節のアライメント(整合性)に乱れが観察され、
大腿外側部(外側広筋など)への過負荷が生じていると推察される。
ジャンプ動作における身体軌道の比較
本図は、片足立ちジャンプ直後の瞬間を比較した画像である。
左図は市販の靴下+バスケットシューズ着用時、
右図はラクちんソックス+同一シューズ着用時の映像である。
静止画像上では、両者とも垂直方向に跳躍しているように見えるが、
実際の軌道には明確な差異が確認された。
市販の靴下を使用したケースでは、身体が左後方から右前方に向かって射出されており、
出発点に対し、着地点が右方向へ大きく偏位する軌道を示した。
一方、ラクちんソックス着用時には、身体軸が保たれたまま真上に近い方向へ跳躍しており、
着地点のズレも少なく、空中姿勢は安定していた。
この動作差は、次に示す着地フレームにおける足底接地位置の比較によって、さらに明確に可視化される。
片足ジャンプの着地時フレームにおけるアライメントの崩れ
本画像は、ジャンプ後の片足着地直後における比較である。
左図(市販の靴下)では、着地の瞬間に身体が右方向へ流れており、
その影響で**体幹が外側に傾斜し、足部には過度なプロネーション(過回内)**が発生している。
その結果、
-
膝が内側に落ち込む「ニーイン」
-
つま先が外側に逃げる「トゥーアウト」
という典型的なアライメントの崩れが観察された。
一方、右図(ラクちんソックス)では、
着地時に軸が保たれており、膝と足首の整合性が維持されている。
2回目のジャンプ時における動作の違い
本画像は、2回目の片足ジャンプの瞬間を捉えた比較である。
左側(市販の靴下)では、
身体が斜め右上へと射出されており、力のベクトルが進行方向から逸れている。
このような跳躍動作は、
-
着地時に左右ブレが大きくなる
-
膝や足首の安定性を失いやすくなる
-
特定の筋肉(特に外側広筋や腓骨筋)に過度な負担をかける
といったリスクを内包する。
一方、右側(ラクちんソックス)では、
真上に近い軌道で跳躍が行われており、軸のブレが抑えられている。
この違いは、
「フォームの安定性」や「再現性」にも直結し、怪我の予防や疲労軽減につながると推察される。
この画像は、2回目の片足ジャンプ直後の着地時の様子を比較したものである。
左図(市販の靴下)では、足部の接地位置が外側に偏位しており、
着地時に**足首が外反方向へ傾く(いわゆる外反捻挫様の着地)**が確認される。
このような着地は、
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足関節外側靱帯に過剰なストレスをかける可能性があり
-
足首のねんざリスクの増大
-
膝・股関節にも連鎖的に負担が波及する恐れがある。
一方、右図(ラクちんソックス)では、
足部が垂直に近い角度で着地しており、左右方向への崩れが見られない。
これはアーチ支持の有無と靴下の機能構造の差が、
着地時の足関節安定性に明確に影響を及ぼしていることを示唆している。
まとめ
一般的に「癖」として処理されがちな繰り返す捻挫も、
実際には動作の乱れや身体の傾きといった“原因”が存在していることが多い。
本症例は、そうした原因を靴下という見過ごされがちな要素から改善できる可能性を示している。

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