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アキレス腱周囲炎

アキレス腱周囲炎/あきれすけんしゅういえん


概要:アキレス腱周囲炎とは

・陸上競技やジャンプスポーツなどの運動選手に多くみられます

・ランニングやジャンプ動作の繰り返しによるストレスが原因となり、

      アキレス腱周囲に炎症を起こすものを「アキレス腱周囲炎」と呼びます

 

★下腿三頭筋の構成

 ①腓腹筋

 ②ヒラメ筋

 ①と②を踵骨へとつなげるのがアキレス腱です

 

原因

★アキレス腱に繰り返し負荷のかかることが原因です

・あまり運動しない人が突然運動をしたとき

・スポーツなどでのオーバーユース

・身体の使い方に癖のある人

  例:ジャンプ動作時に身体を捻る・骨盤が左右にブレる→アキレス腱周囲が過度に引っ張られる

・扁平足の人

・底のすり減った靴を履き続ける


どんな痛み?(症状)

・アキレス腱周囲の炎症所見:圧痛・腫れ・熱感など

・動作開始時痛(スターティングペイン)

 動き始めに痛くそのうち痛みが軽快していく

・運動痛:ランニング時・ジャンプ時・ストレッチ時など

     進行すると・・・我慢できる痛み→走っていると常に痛む→歩く・階段の昇り降りでも痛む


検査診断


 一般的な検査法は以下の通りです

・足首を動かして圧痛の場所が移動する→アキレス腱炎

               移動しない→アキレス腱周囲炎

・超音波検査:腱の肥厚像

 カラードプラー法:腱周囲の新生血管を評価

・MRI撮影:腱の肥厚像・腱実質内や周囲の異常信号の確認


治療

・患部の安静:重症度によって異なる・・・2週間〜3ヶ月程度

       目安→圧痛が取れるまで安静にする

・患部の血行促進:入浴・ホットパックなど→腓腹筋の萎縮改善が期待できる

・重症の場合・・・2〜3週間ギプス固定をする

★安静期間・治療が中断されると再発・慢性化しやすい 

 例:治りにくい・患部が硬くなる・ダッシュなどの瞬発的な動きで断裂する危険がある

リハビリテーション

・ストレッチ:大臀筋・腓腹筋・ヒラメ筋などに行います

       運動前後に行うと効果的です

・タオルギャザー(図を参照)

・エクササイズ:ヒールレイズ・ヒップリフトなど