まぼろし工房が提案しているのは、
従来の医療的な見方と、少し視点が違います。
体・足・靴下・靴・地面
これらを、ひとつにつながった
直列の物理システムとして捉える、
工学的な視座です。
靴下は、単なる布ではなく、
小指の位置や足趾の向き、足全体の連動を日常的に変える構造体です。
靴下が、収縮フィルムのように足を包み、
骨格の形を変えてしまうと
足の骨どうしの連結は緩みます。
その結果、
素足と比べて、
足の裏のアーチの変化が現れます。
その結果、
素足と靴下着用時を比べると、
足部は内側へ回旋し、
つま先は外を向きやすくなります。
そのとき
アーチの低下が観察されます。
それは、
歩き方や姿勢、動きそのものを変えてしまうには、
十分すぎる理由です。
こうして生まれた関節のねじれや、アーチの低下は、
通常は、寝たり休息をとることで回復していきます。
しかし、
回復が追いつかなくなると、
関節の向きは次第に固定され、
歩き方が変わり、
特定の部位に負荷が集中するようになります。
そして、
やがて関節は摩耗し、
変形へとつながっていきます。
すべての痛みの始まりが、
靴下にあるとは考えていません。
ただ、
足の連動に日常的に関わる構造体として捉えると、
歩き方のクセ、筋力不足、老化として扱われてきた問題にも、
医療とは別の、
工学的な見方ができるのではないでしょうか。