人間の身体のデザインには、無駄な設計や無駄な骨はありません。
すべてに意味があり、役割があります。
しかし、靴下を履くことで、
足の小指が“消えてしまう”ことがあります。
下の画像は、一般的な靴下とラクちんソックスを履いた場合の
床への投影面積の違いを比較したものです。
(同一人物での比較)
足の指の一部を失った場合、
交通事故などの障害等級では「13級」に相当します。
それほど、足指には明確な機能的価値があります。
しかし現実には、多くの人が靴や靴下によって足指の機能を十分に使えない状態で生活しています。
本来あるはずの働きを、知らず知らずのうちに制限しているのです。
足の小指の役割
足の小指には、次のような大切な役割があります。
① バランスの安定
② 歩行・走行の推進サポート
③ 衝撃の分散
④ 姿勢の形成
足裏の形が変わることで
人間の身体は、
踵(かかと)、母指球、小指球の三点で支えられています。
この三点でつくられる支持構造が、
安定した立位姿勢の土台になります。
しかし、靴下によって足の形が変化すると、
この三点への荷重バランスが変わります。
その結果、立位姿勢において
重心の位置にも変化が生じます。
靴下を「道具」に転化する
スポーツでは、ニュートラル・ポジション(初期重心)の違いが、
全身の動作に影響を及ぼすことは、当然のように知られています。
シューズのジオメトリー設計が、これに該当します。
足の形を再設計することで
キネマティック・レンジ (Kinematic Range)の優位性を保ちます。
(靴下の違いによる、前屈角度の違い)
モビリティー・レンジを広げることで
(靴下の違いによる、後屈角度の違い)
モーション・スペクトル (連続動作)のモーション・ロスを減少させるためには、
(👇️頭の位置が重心より遠いと、腰や足に負担がかかります)
人間本来の、独立軸を確保する必要がありました。
そのために、必要だったのが、
足の小指のリ・モデリング(再配置)だったのです。
👉️歩行や走行時にどんな変化がおきる想定ですか?
👉️素材や編み方など、“ここだけは譲れない”こだわりがあれば教えてください。
