現在は、フルマラソンや、
ウルトラマラソン、
トレイルマラソンなどの競技を中心に開発を進めています。
しかし同時に、デスクワークの方や、
安全靴を使用する現場で働く方、
介護や看護に従事されている方など、
日常の中で、
足を酷使している方々にも使っていただけるよう開発しています。
耐久性と薄さとの闘い
スポーツソックスには、
少なくとも400km走行しても穴が開かない耐久性が求められます。
生地を厚く、硬くすれば耐久性は高まりますが、
その分、日常使いには不向きになります。
日常で快適に使えるソックスを目指して
私たちは日常でも快適に使えるソックスを目指しているため、
通常の厚みを保ちながら耐久性を高めることに、最も苦労しました。
毎日の生活を支える工夫
早朝・深夜の山岳地帯の冷えから足首を守る工夫。
真夏の炎天下でも蒸れにくい工夫。
川の中や、雨の中を走ってもベタつかない工夫。
35時間走り続けても、ふくらはぎを圧迫しない工夫。
(履き口の折り返しを外に。伸縮包帯のような編み方でゴムの圧迫を減らしました)
階段や坂道を進みやすくする工夫。
歩行や走行時の横揺れを抑え、
160キロ走ってもゲロ吐かないための工夫
疲労や足への負担を軽減する工夫。
【高齢者の歩行・ふらつきの変化】
不整地や、
自分に合っていない靴(長靴や安全靴など)の上でも、安定して立てる工夫。
私たちが毎日、
真剣に足と向き合い続けてきたこの技術は、
誰かの生活を支える人たちの、
毎日の足元を支えられるものでなくてはなりません。
日本では、体に不自由がある方を
「ハンディキャップを背負っている」と表現することがあります。
ですが、スポーツの世界では、
ハンディキャップとは、
強い者が、おのずから背負うものです。
私たちの靴下は、
最後まで倒れず、
立ち続けるために設計しました。
何千、何万の距離を紡いぎ、
みんなで作ったこの靴下は、
「もう歳だから仕方がない」
そう思い始めている方々に、
もう一度、自分の足で立つ力を思い出してほしい。
