観察日:2025年11月
【目的】
スポーツソックス着用時における内側アーチの形状変化を可視化し、
足底構造に与える影響を明らかにする。
【観察画像】
「靴下の着用によるアーチの変化」
左:素足 / 右:市販ソックス着用時
【結果】
市販のソックス着用時、素足では観測できなかった内側縦アーチ部に明確な膨隆を確認した。
【立位との比較】
症例104で観察された、立位における素足とソックス着用時のアーチ低下の所見と比較すると、
つま先立ちを行った際の方が、より大きく内側アーチが膨隆していることが確認された。
なお、この画像は立位静止時におけるアーチ形態を示したものである(症例104)。
【考察】
この結果は、靴下の締め付けにより**第4・第5趾が内側へ変位した(症例105)**ことが、
足の外側アーチに悪影響を及ぼした結果だと考えられる。
症例103、104では、靴下着用による立位時の内側アーチの低下を観察した際、
市販ソックス着用時に脛骨の内旋が強まっていることを確認した。
今回の観察では、つま先立ち動作の際に
荷重が小指球から母指球へ移行しにくくなり、踵が斜めに上昇した。
この斜め上昇に伴い、脛骨の内方旋回がさらに強まり、
舟状骨が内側へ押し出される現象が生じたと推察される。
足底腱膜炎・外脛骨痛・内反小趾の予防研究に重要な基礎データとなる。
【臨床的示唆】
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靴下の素材・構造によって、足底張力の伝達経路が変化する。
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内側アーチの膨隆は、足部強度と推進力の指標となる。
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この観察は、症例106で報告された「立位静止時のアーチ構造変化」と同様の傾向を示した。
