月間600km~700km、そんなペースで、3ヶ月使用したNIKEのズームフライです。

新しいシューズが出ると、「このシューズは良い」、そんな記事が出回りますが、
良いシューズでも、実際に使い込んでみると欠陥が見えたり、解らなかった良い所が発掘されたりするものです。
この冬から頭を悩ませてくれたZOOM Fly
新しいシューズだけに、使い込んだデータが解らないシューズでした。
さて、どうでしょう?
(右足のシューズです)
カップが傾いています。ミッドソールにシワがよっていますね。これほどのシューズもそうですが、距離の割に、
潰されて薄くなっていないのは驚きますね。



2013年頃のミズノ・ウェーブライダーのミッドソールです。
その頃のシューズは、使い込むとミッドソールにシワができ、
硬化しました。

今回のNIKE ZOOMソールは、硬化は見られませんでした。

それどころか、ずいぶん柔らかく感じます。
外側のミッドソールを指で挟んで握るだけでこんな動きをしました。
ミッドソールが柔らかくなると、靴底のブレード(プラスチックの部品)が底着きし、足底筋を攻撃し、足の裏の痛みを誘発することがありますが、このシューズはセパレートではないのでその心配はありませんでした。
〈関連記事〉ミッドソール
同様に、シューズのクッション性が失われると、踵の骨が路面から突き上げられて痛める事例も多いのですが、さすがに厚底です。踵の骨を突き上げる心配はなさそうです。
手元に走行100km未満と思われるこちらのモデルがありましたので、同じように硬さを比べてみます。
モデルが違うので比較対象にはなりませんが、参考程度に。


仮説なんですが、ZOOM系のアウトソール、どうも外側の高さが気になっています。
もしも、走行すると柔らかさが増すような素材なら、シューズの底が厚いだけに、
“慣らし”を入れたら、案外いいシューズになるのかもしれません。
新しいシューズを買ってすぐに使う人がほとんどですが、シューズに“慣らし”をいれることは厚底シューズに限らず、どのシューズでも行うべきです。
ただ、個人的には・・・
やっぱり一本目の紐の位置が気になりますね。

指が上がるのを押さえるのが気になるのではなく、
親指側の横を押してしまうので、走っているうちに足を小指側に押し出してしまわないか?
そんな事が気になります。 憶測ですけどね。
足の小指がインソールからはみ出すのも、シンスプリントや膝の痛みに繋がるからです。
〈関連記事〉アッパーの重要性
アッパーの素材も、インナーの素材も摩耗は全く感じないですね。
インナーのシェルが良すぎるだけに、足の周径にフィットしますね。
足の甲の形は人それぞれです。フィットするのは良いのですが、インナーが甲にフィットする事でシューズのアウトソールが正しい位置からズレてしまわないか?そんな事も心配になりました。

なんか、シューズのレビューみたいになってしまいましたが、
なので、この倒れ込む足を、治した後の足に、
治療前

治療後


シューズを履くと倒れ込むのか??
原因とそれを防ぐ方法を探っています。
医療機関を選ぶポイント
医療機関を選ぶときのポイントは、痛みは筋肉の硬さが原因と決めつけず、一人ひとり違う体に対し、フォームやシューズも合わせて真剣に診てくれる病院を選ぶと良いですよ。

足の痛みの原因は、動いている状態を見ないと解らない事がたくさんあります。
体のバランスや動きを確認しながら、痛みを引き起こしている原因を探し出し、 必要なストレッチや、あなただけのリハビリテーションを提案いたします。メンテナンス次第で体が変わることを実感してください。