3カ月で1800㎞を走ったナイキ・ズームフライ

シューズのクッション性の向上

月間600km~700km、そんなペースで、3ヶ月使用したNIKEのズームフライです。

3カ月で1800㎞を走ったナイキ・ズームフライ

ランニングシューズに使われるミッドソール素材が注目される時代になってきました。

 

各メーカーが発表する、「新素材は従来の〜より◯%軽量で◯%反発性が高く〜」というプレスリリースをこう見て思ったことはありませんか?

 

 

みんな良いことばかり言ってるけど、結局どれがいいの?と

 


シューズ使い込みミッドソールにしわ

 

2013年頃のミズノ・ウェーブライダーのミッドソールです。

その頃のシューズは、使い込むとミッドソールにシワができ、硬化しました。

 

1980年頃からミッドソールの素材にはEVAとポリウレタンという2種類の合成樹脂主流でした。

EVAはエチレンビニールアセテートの略で、軽量なのが特徴です。

ポリウレタンはEVAより重くはなりますが、よりクッション性と耐久性に優れた素材です。


シューズ硬化

今回のNIKE ZOOMソールは、硬化は見られませんでした。


シューズミッドソール

 

 

それどころか、ずいぶん柔らかく感じます。

外側のミッドソールを指で挟んで握るだけでこんな動きをしました。


シューズアウトソール
シューズアウトソール

手元に走行100km未満と思われるこちらのモデルがありましたので、同じように硬さを比べてみます。

モデルが違うので比較対象にはなりませんが、参考程度に。


 

2017年ころから、シューズの広告に、それまでの「クッション性」に加え、「反発性」という言葉が頻繁に使われるようになりました。

 

 


クッション性が良くなると安定性は失われる

(右足のシューズです)

カップが傾いています。ミッドソールにシワがよっていますね。これほどのシューズもそうですが、距離の割に、

潰されて薄くなっていないのは驚きますね。

シューズカップの傾き
シューズ


〈関連記事〉ミッドソール


 

 

なので、この倒れ込む足を、治した後の足に、

治療前

シューズ倒れ込み

治療後

シューズ倒れ込み

シューズ倒れ込み

シューズを履くと倒れ込むのか??

原因とそれを防ぐ方法を探っています。