前脛骨筋/ぜんけいこつきん
跳んだり、走ったりするスポーツ競技の中での使い方は、主に足首の固定と減速です。
![前脛骨筋](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s2a3c0b75546d4c51/image/if33044b788085db1/version/1690254150/%E5%89%8D%E8%84%9B%E9%AA%A8%E7%AD%8B.jpg)
前脛骨筋(ぜんけいこつきん)は、いわゆる “弁慶の泣きどころ”、スネの骨の前面にある筋肉です。
足首をペコペコと伸ばしたり、縮めたりする動きの中で、縮めるほうの動きを担当する筋肉です。
しかし、跳んだり、走ったりするスポーツ競技の中での使い方は、主に足首の固定と減速です。
足首の倒れ込み、アーチの低下を防ぐ役割
スポーツ競技の中で、足首の倒れ込みや、アーチの低下はシンスプリントや足底腱膜炎を引き起こすだけでなく、疲労骨折や膝の痛みを引き起こします。
![舟状骨の倒れ込み](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s2a3c0b75546d4c51/image/ib771e08eb102c716/version/1674779103/%E8%88%9F%E7%8A%B6%E9%AA%A8%E3%81%AE%E5%80%92%E3%82%8C%E8%BE%BC%E3%81%BF.gif)
体が前に倒れる動きを制御します。(ブレーキの役割)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s2a3c0b75546d4c51/image/i072f873762e6af09/version/1690251892/image.png)
人の足の骨は、重力により落下する身体重心の力を、前方への勢いに変換する構造になっています。
前脛骨筋は、 体が前に倒れる動きを制御します。
![ヒールロッカー](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=640x10000:format=jpg/path/s2a3c0b75546d4c51/image/id27e6a76754a1d11/version/1690251953/%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC.jpg)
ラクちんソックスがスネの負担を減らす理由
![ラクちんソックス](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s2a3c0b75546d4c51/image/id0e16945bc86f4de/version/1690260383/%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%81%A1%E3%82%93%E3%82%BD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9.jpg)
前に進む体の前足の踵が地面に着くと、意識をしなくても反射でヒールロッカーは作動し、アンクルロッカーにつなぎます。
ヒールロッカー、アンクルロッカーが働くと、スネの骨は前方に倒れ込みます。前脛骨筋は、スネの骨が倒れ込む速度を減速し、調整する役割りをしています。前に突っ込みすぎるランニングフォームや、ドロップ角度がきついシューズを履くと、前脛骨筋に負担がかかります。また、前脛骨筋が疲弊し、筋力を失うと、スネの骨の倒れ込む速度の抑制が弱くなり、膝が落ちる現象がでます。その際には、大腿四頭筋などに過度な負担がかかり、オスグッドをはじめ、膝の痛みの原因にもつながります。また、スネの骨の前方への倒れ込みを防ぐことができないと、アキレス腱は過剰に伸ばされる事になり、アキレス腱炎などを誘発します。さらに、足首関節の背屈角度が深くなると、足の裏のアーチは低下し、アキレス腱にかかる張力を逃がします。その際には、足底腱膜が引き伸ばされることになり、足底腱膜炎などを誘発します。
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