マメと靴擦れは、同じではありません
ランニングをしている方の多くが、
「足の裏のマメは、蒸れが原因」
そう考えているように感じます。
でも実際には、
**マメと靴擦れは「別のケガ」**です。
しかも、足の裏のマメは、
膝やスネの故障につながるサインでもあります。
ここで一度、整理しておきましょう。
マメと水虫の違い
最初に混同されやすい「水虫」との違いから。
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マメ
医学的には「外傷性水泡(がいしょうせいすいほう)」と呼ばれます。
シューズと皮膚の間で起きる摩擦や圧力による水ぶくれです。
- 水虫
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白癬菌というカビの一種による感染症です。
原因も治療法も、マメとはまったく別物です。
足の裏のマメは、
「蒸れの病気」ではなく、
摩擦+圧力+動き方(フォーム)の問題
と考えたほうが、実態に近いと言えます。
マメは「蒸れ」ではなく「火傷」に近い
裸足で行う柔道や剣道でも、足の裏にマメができます。
素手でバットを振っていても、手のひらにマメができます。
どちらも「蒸れ」とは無関係な場面です。
足裏のマメは、
シューズの中で皮膚と靴底が何度もずれ、その摩擦によって皮膚の中で熱がこもる状態です。
皆さんも、火傷をしたあとに水ぶくれができた経験があると思いますが、
足の裏のマメは「小さな火傷」に近い現象
と考えていただくと、イメージしやすいと思います。
靴擦れとはなにか?
では、「靴擦れ」はどうでしょうか。
新しい靴や、自分の足に合っていない靴を履いたとき、
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かかとの縁
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足の甲
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靴のフチ
などが当たって、そこが赤くなったり、薄皮がめくれたりすることがあります。
これが、一般的に言う靴擦れです。
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皮膚の表面がこすれて痛む
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擦り傷に近い
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ときに、その部分に水ぶくれができることもある
この**「当たり」の結果としてできた水泡**も、広い意味では「マメ」と呼ばれることがありますが、
足の裏で起こる「外傷性水泡」とは、少し性格が違います。
足の裏のマメができる条件
足の裏のマメができるとき、そこには共通する条件があります。
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シューズの中で、足が前後左右にずれている
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同じ場所に体重が繰り返し集中している
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その状態で、長時間歩いたり走ったりしている
特にランニングでは、
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着地のたびに足がねじれる
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シューズの中で皮膚がずれる
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シューズのクッションが沈み、特定の一点に力が集まる
といったことが重なったときに、マメが生じやすくなります。
足裏のマメは「故障の黄色信号」
足裏のマメは、
上記のトラブルにつながる、早期のサインかもしれません。
ですから、
「マメができた → 絆創膏を貼って終わり」
ではなく、
「なぜ、そこにマメができたのか?」
そう、一度立ち止まって考えることが、とても大切です。
処置+原因へのアプローチが必要
もちろん、できてしまったマメの処置は必要です。
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つぶすか、つぶさないか
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保護の仕方
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レース中か、日常か
そういった具体的な対処も大切です。
ただ、それと同じくらい大事なのは、
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シューズの中で足がねじれていないか
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足の裏のどこに体重が集中しているか
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歩き方・走り方の癖がないか
といった原因側に目を向けることです。
マメは「結果」なので、
マメだけをいくら丁寧に処置しても、原因がそのままなら何度でも再発します。
まぼろし工房の考え方と靴下づくり
まぼろし工房では、
歩く・走るときに発生する「足をねじる動き」をできるだけ少なくすること
それが、足裏のマメや膝の痛みを防ぐうえで重要だと考えています。
そのために、
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生地が極端に薄い靴下
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強い滑り止めが点在している靴下
は、足がねじれたとき、
一点に力が集中してマメや故障のリスクを高める可能性があると見ています。
ラクちんソックスは、
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中厚の生地で、足裏全体に力を分散させる
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基本的に靴底の滑り止めを使わない
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足のねじれを減らすための構造(小趾側の働き)を持たせる
といった設計にすることで、
「マメを我慢しながら走る」のではなく、
「そもそもマメができにくい状態で走る」
ことを目標にしています。
マメを防ぐ靴下選びのコツ
つま先立ちをして、踵が斜めに上がる靴下は、足の裏に圧の集中を作るので、大きなマメができやすくなります。
ラクちんソックスは、特許取得の構造で、踵が真っ直ぐ上げやすい靴下です。
まとめ:名前より「なぜそこが痛むのか?」
整理すると、こうなります。
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水虫 … 菌による感染症
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靴擦れ … 靴の当たりによる擦り傷・水泡
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足裏のマメ … 摩擦と圧力、そしてフォームの問題による外傷性水泡
大事なのは、名前ではなく、
「なぜ、その場所に負担が集中しているのか?」
という視点です。
足の裏のマメは、
ただの「皮膚トラブル」ではなく、
「このままだと、どこかを壊すかもしれない」という体からのメッセージかもしれません。
ランニングを長く楽しむために。
20年後も、自分の足で好きな場所を歩くために。
マメと靴擦れの違いを知り、
処置+原因への一歩を、ぜひ踏み出してみてください。
