ランニングソックスの滑り止めが膝を痛める理由


ここでは、
ランニングソックスの滑り止めが、なぜ膝や足首を痛めやすくなるのかについて、
歩行・走行の観測結果をもとに整理します。

 

 

なお、
**「そもそも足はなぜ滑るのか」**については、
サイズ・タン・ワイズなど、シューズ内で足を安定させるためのポイント
別ページで詳しく解説しています。
👉️足がすべらないシューズの履き方・選び方

 


観測の前提条件


※この記事は観測に基づいて書いています。
※結果の現れ方には個人差があります。


 

 

今回のご相談は、
繰り返す足の痛みの原因を調べてほしいという内容でした。

 

 

そこで、
時速2kmの歩行で、
素足滑り止め付き五本指ソックスを比較しました。

 

 

観測①|歩行時の変化


その結果、
ソックス着用時は踵が十分に上がっていませんでした。

 

 

 

反対側の足も、同じ動きでした。

 

良し悪しは、ここでは判断しません。

 

 

ただ一つ言えるのは、
靴下が歩き方に影響しているという事実です。

 

 

観測②|上半身の回転


五本指ソックスを着用した歩行では、
上半身に回転する動きが確認されました。

 

理由①|滑れないことで「逃げ場」が消える


 

 

足が固定されたまま体が回ると、
関節は捻じられます。

 

 

 

本来は、
足裏の滑りでそれを逃がします。

 

 

滑り止めがあると、
逃げ場がなくなります。

 

 

 

その結果、
膝や腰が捻じられます。

 

 

 

理由②|蹴る足と着く足、両方が捻じれる


 

足裏が滑れないと、
体は正面を保てません。

 

 

 

その結果、
蹴る足も、着く足も捻じれます。

 

 

 

これは、
体の反射と仕組みで起きる動きです。
意識で修正することはできません。

 

 

つまり、
足裏がスリップできないことで、

  • 後ろの蹴り出す足

  • 前の着地する足

 

その両方に、
足や膝を捻じる動きが発生します。

 

 

 

 

観測③|ランニング動作の比較


素足で走ると、


上半身は回転せず、正面を向いていました。

一方、
滑り止め付きの五本指ソックス
滑り止め付きの足袋型ソックスで走ると、

 

 

 

 

 

上半身の回転が強く発生していることが観測できました。

 

 

まとめ


体が回っているのに、
足が滑れない。

 

 

その結果、膝と足首に負担が集まります。