ランニング周期

ランニング周期


ランニング動作のメカニズム

ランニングの動きはいくつかのフェーズに分けて捕えることができます。そこで、具体的にランニン動作を6つのフェーズに分けて考えてみましょう。


1.イニシャルコンタクト

足が地面に接地する瞬間のことをいいます。足を振り戻しながら接地するのがポイントとなります。

 


2.プル

接地した脚を引き戻すようにして路面をかくことで、推進力を生み出すフェーズです。

 

 

〈関連記事〉プル

 


3.ボトムデスセンター

着地

(左足のプル)

ボトム デス センターは、プルからプッシュへと切り替わるポイントです。プルでは主に体の後ろ側の筋肉を使い、プッシュでは主に体の前側の筋肉を使うのですが、それが切り替わるニュートラルポジションといえます。

 

 

〈関連記事〉ボトムディスセンター(着地)

 


4.プッシュ

プッシュは、体の後ろ側で路面を押し出して体を前に進めるフェーズです。とくに膝の関節を伸ばすことで強い推進力を得て、体を空中に跳ばします。

 

(左足のイニシャルコンタクト)

ディスエンゲージメントは、足が路面から離れる瞬間です。足は路面に触れているだけで、路面を押してはいません。

 

〈関連記事〉プッシュ


5.ディスエンゲージメント

フライ(リカバリー)は、路面を離れた足が前方に振り出されて、再び接地するまでのフェーズです。体の後ろから脚を巻き込むように前へと振り出し、そこから少し振り戻されたところでイニシャルコンタクトへとつなげていきます。

 

 

 


6.フライ(リカバリー)

ボトムデスセンターを境に、体の前後を使い分けるイメージで走れるようになると、なめらかに足を回転させられるようになります。