ニーイン・トゥ・アウト


ニーイン・トゥーアウトとは


 

正常な足の軸(ミクリッツ線)に対して、膝が内側に入ってしまう事を『ニーイン(knee in)』 つま先が外を向いてしまう動きを『トゥーアウト(tue out)』と言います。

 

 


基本的にはスポーツや歩行などの動作の中で起こってしまう動的アライメントを表現する用語の一つです。

 

 


 

例えば下の写真がニーイン・トゥーアウト(Knee in/tue out)といいます。

 

 

 


ニ種類ある「ニーイン・トゥーアウト」

 

・シューズが原因で発生しているもの

・体のアライメントが原因しているもの

 

シューズが原因で発生するもの


スポーツで言う、ニーイン・トゥアウトとは、意味合いが異なります。

プロの競輪選手や、オリンピック選手でも、ニーイン・トゥアウトはよく見られます。私には、筋力不足とは思えないのです。


ニーイン・トゥアウトとスポーツ障害・外傷の関連性


膝が中に入る(ニー・イン)の状態は、前十字・後十字靭帯や、内側側副靭帯にストレスを与えるだけでなく、

肉離れなどの痛みの原因になります。

 

 

 

 

 

    膝が中に入って着底したときの膝関節の状態を模型で説明します。

●膝が中に入る事によって前十字靭帯は引き伸ばされます。

●膝が中に入ることによって、内側側副靭帯は引き伸ばされます。

ニーイン・トゥーアウトを引き起こす誘因

 

ニーイン・トゥーアウトを大きく分けると1と2があります。

 

1)静止しているときにニーイン・トゥーアウトが起きているもの(ミクリッツ線の乱れ

2)静止しているときは問題がないが、走るとニーイン・トゥーアウトが発生するもの