足底腱膜炎/そくていけんまくえん
※足底腱膜炎も、足底筋膜炎も、どちらも同じ症状です。ここでは正式名称の足底腱膜炎と明記します。
概要:足底腱膜炎とは

原因
長い距離を歩いたり、ランニングなどで足の裏に負担がかかる動作を過剰に繰り返しことにより、足のアーチ構造を支える足底腱膜が炎症を起こし、小さな断裂を繰り返すことによって発症します。
土踏まず(足底の縦アーチ)のあたりに生じる痛みで、「つっぱる感じがする」、「ピリピリした感じがする」という訴えが一般的です。 似たような症状で種子骨炎や、かかとの骨棘の痛みがありますが、それぞれ原因は違いますので、対処方も違います。
足の裏が痛い=“アーチの低下”ではありません
足の裏が痛いからといって、必ずアーチの低下を起こしているわけではありません。
病院で土踏まずを支えるインソールを勧められることがありますが、痛めている部分をインソールのアーチサポートが突き上げて症状を酷くすることがあります。病院で処方されたインソールでも、使うと痛みが増える場合は医師に相談してください。
大きく分けて3つの原因があります。
足を蹴りだすとき(牽引力)
足を着地した時の衝撃(圧迫力)
トゥーアウトからの捻じれ
・牽引力(足を蹴り出すときの引っ張られる力)

・捻転力(足の裏の前足部と後足部を過剰に捻じってしまう力)
・圧迫力(足裏にかかる荷重や足を着地させた時の衝撃)

治療前

治療後

原因は人によって違います。
- 歩行、ランニングなどの動きの不良
- トゥアウトやオーバープロネーション

- 偏平足
- 後脛骨筋不全
- シューズの問題(サイズや形状の不一致、シューズ自体の設計不良)
- ランニングフォームの問題

〈関連記事〉ミッドソールと足底腱膜炎の関係
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どんな痛み?(症状)
検査診断
リハビリテーション
〈参考記事〉足底筋膜炎(足底腱膜炎)のリハビリテーション
〈参考記事〉足底筋膜炎(足底腱膜炎)のテーピングの貼り方
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