まずは 来院時の歩行です。
歩く時に、膝の内側が擦れあっています。
同じように真似をして10mも歩いていただけると・・・
痛みの原因の半分は解るかもしれません。
あと半分は、走ってみないと解りません。走ると・・・全く違う動きをするからです。
膝が中に入り、つま先も中に入っています。そういった異常な歩行がある場合、
それに伴って舟状骨部分も押し出されるのが普通です。
これを有痛性外脛骨と言う人もいますが・・・
僕は呼び方は何でもいいと思ってます。
しかし、今回の場合、膝(大腿骨)が中に入る動きが大きすぎて、
舟状骨が外に飛び出す動きは見られませんでした。
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正常な歩行において、踵(かかと)が床から離れる距離は1.5cm~2cmです。
かなり高い位置から落下が始まっています。これも足が痛む子達に多い症状です。
正面から足の裏が見えるのも異常です。
時速6kmで走ってもらいました。
歩行の時とは全く違う動きをします。
歩行の時には中に向いていた右のつま先ですが
走ると前を向いています。
その代償運動として、体幹の軸が動きます。腰が外に押し出され、上半身は傾斜しました。
歩行の時の踵(かかと)部分と、ランニング時の踵部分を比べてみます。
歩くときと走るときの足の形の違い
テーピングでは固定できない
つま先の向きを修正するためには・・・・内側に入った膝の軸を整える必要がある
これは膝関節だけの問題ではなく、骨盤の前傾、後傾角度であったり、
背骨に関する軸までとる必要。
治療前と後の 時速6km (ジョギング速度)の動きを比較。
つま先の向き、 膝が内側に入る動き、体の傾斜
腰の回転背中の硬さ