アンダーラップ│シューズの中が広くなる!


👟 アンダーラップとは?

アンダーラップとは、
靴ひもの通し方(シューレーシング)のひとつで、
足の甲が高い人や、足の甲がシューズの上に出てしまう人におすすめの結び方です。


✅ こんな人におすすめ!

  • 足の甲が高い

  • 靴のベロ(タン)が浮きやすい

  • シューズの中がきつく感じる

  • 長距離を走ると、足がむくみやすい

🔄 オーバーラップとの違いは?

一般的に言われているのは、オーバーラップは短距離向き、アンダーラップは長距離に向いていると言われています。 

 

 

 

項目 アンダーラップ オーバーラップ
向き 長距離向け 短距離・スピード向け
特徴 ゆったりフィット ベロがしっかり固定される
ひもの交差位置 鳩目(穴)の外側 鳩目の内側
※一番上の穴は、両方とも「下から通す」ことが多いです。

足の甲がシューズの鳩目(紐を通す穴)より上に出る人はアンダーラップ


アンダーラップの編み方

 

シューズを履いたときに、足の甲(シューズのベロ)が、紐を通す穴より上に出てしまう人はアンダーラップで編むとイイですよ。



アンダーラップはベロの浮き上がりを許す


オーバーラップとアンダーラップの違いは、

 

最後の紐がオーバーラップでは鳩目飾りより下から出るのでベロの真上で縛ることになります。

 

アンダーラップはその逆で、鳩目飾りより上で縛ることになります。

 

 

その違いにより、オーバーラップはベロの浮きあがりを許さず、きつくしまるので、短距離競技に向いているといわれています。ただ実際は最後の穴だけは下から上に出すことが多いようです。

アンダーラップの編み方

アンダーラップはベロの浮きあがりを許すため、長距離に向いているといわれます。

日本人の甲はとても薄いため、シューズの中で前にずれやすいので、長距離でもオーバーラップで充分だと思います。


アンダーラップの編み方

 

靴を履いたときに足の甲が、紐を通す穴より上に出てしまう方は、アンダーラップを使うことがあります。



アンダーラップは、紐と紐が交わる×の部分が、鳩目飾りより上(シューズの外)になるので靴の内部が広くなります。


🧵 アンダーラップの編み方(写真は左足)

※写真は全て左足で撮影しています

アンダーラップはベロの浮きあがりを許す

 

① 1つ目の穴に、ひもを下から通す

 

左右どちらも下から通して、上に出します。

② 親指側のひもを先に使う

親指側のひもを小指側の2つ目の穴に下から通します。

 

 

アンダーラップの編み方
アンダーラップの編み方

アンダーラップの編み方

(★ここで高低差ができ、親指側が少し高くなります)

③ 小指側のひもも、同じように通す

 

今度は小指側のひもを、
親指側の2つ目の穴に下から通します。

アンダーラップの編み方
アンダーラップの編み方

④ ②〜③を最後まで繰り返す

 

必ず親指側→小指側の順で通していきます。

アンダーラップの編み方

 

 

⑤.最後から2個目のシューホールは下から通します。

 

  →同じ側の最後のシューホールに通して、輪っかを作ります。

アンダーラップの編み方

⑥.上から下に向かって緩めて、シューレーシングが終わります


シューレーシングは、シューズを履く前の基礎になる大事な作業です

アンダーラップで編む場合も、正しい編み方を覚えることで

シューズのフィット感やサイズ感が変わってきます。 



 今回は、

アンダーラップの編み方」をご紹介しました。

 

 

 

以下の記事では

オーバーラップ」について解説しているので、こちらの記事もぜひ読んで下さい。