ヒールストライク走法/ひーるすとらいくそうほう
![ヒールストライク走法](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s2a3c0b75546d4c51/image/i289ea743160ce27a/version/1693078438/%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AF%E8%B5%B0%E6%B3%95.jpg)
かかとを着いて加速する走り方
ランニング雑誌などが、「踵を着くとブレーキになる」「踵を着くと衝撃で足を痛める」と書きまくった時期があり、ランニングのトレーナーの多くが信じてしまい、結果的に日本はフォアフット大国になりました。
踵(かかと)から地面に当てていく走り方です。悪い走り方ではありません。
「長い距離を走ると、どうしても踵(かかと)を着いてしまう」、そんな相談を受けることがありますが、世界陸上に出ようなマラソン選手でも、踵から着く選手は多くいます。
![ヒールコンタクト](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s2a3c0b75546d4c51/image/i95bddf949125c2b8/version/1677745772/%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%83%88.jpg)
人の踵は着いても良いようにできています。
人の足の踵の骨は、足を踵から地面に着けることで、テコの原理が発生し、効率よく、楽に体を前に進められるようにできます。
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反射を利用して進む
目に虫が入ると、勝手に目を閉じてしまうような運動を反射といいます。
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踵の骨が地面につくと、反射がおきて、人が意識では行えない速さでスネの骨は前に倒れます。
![ヒールストライク走法](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s2a3c0b75546d4c51/image/i8031c56a1e0ac680/version/1693399470/%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AF%E8%B5%B0%E6%B3%95.jpg)
ヒールストライク走法は、接地するときに発生する衝撃を、前に進む力に変換する効率の良い走り方です。
![ランニング踵の着き方](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s2a3c0b75546d4c51/image/i0dec8cd98225890c/version/1677746006/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E8%B8%B5%E3%81%AE%E7%9D%80%E3%81%8D%E6%96%B9.jpg)
〈関連記事〉ヒールロッカー
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・接地後に地面からの反発力を利用して、前への推進力を得られます。
・身体への負担が少ない走法です
・シューズの形状に、トゥ(つま先の向き)が影響されやすい。
地面にシューズの踵が着いた場所を中心にして回転軸が発生するため、シューズのヒールの形によっては、シューズ(足首)が内側に倒れ込むことがあります。
足首が内側に倒れ込むと、膝の痛み、スネの痛み、足底腱膜炎を発生させます。
ヒールロッカーは踵の形状を使って回転しています。
関節運動ではないため、筋力を使って、速さや軌道の制御ができません。
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シューズを履いて走る場合、シューズのヒールの形がヒールロッカー機能に大きな影響を与えてしまいます。
自分の意思ではない転がり方になる回転運動が起こることは、ある意味リスクが高い制御と言えます。
新しいシューズは慣らしてから使いましょう。
ヒールコンタクトで走ると、シューズの形状に走り(つま先の向き)が左右されるリスクはあります。新しいシューズを買った時は、練習の終わりに少し使うなどを繰り返し、慣らしてから使いましょう。
〈参考記事〉フォアフット走法について
〈参考記事〉ミッドフット走法について
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