ウィンドラスメカニズム

ウインドラスメカニズム

(Windlass mechanism)

足の指(とくに親指)を反らせたときに、
足の裏の筋や腱(足底腱膜など)がピンと張って、
足のアーチ(土踏まず)がグッと高くなるしくみのことです。

 

このとき、足の骨がうまく動いて、
体を支える力が強くなります。

 

 この現象を

**「ウィンドラスの巻き上げ現象」**と呼びます。

足の裏がピンと張ることで、
足の“かたさ”=剛性が高まり、しっかりした足になります。

これは、歩くときの「蹴り出し」のタイミングで起こり、
中足趾節関節(足の指のつけ根)が反ることで、
足がテコのように働き、力強く前に進むことができるのです。

 

 

ウインドラスメカニズムの検査


 

足の裏のアーチの話

 

舟状骨と拇指球にマーカーで黒い点を打ちました。二点を定規で結びました。

 

親指をあげると、舟状骨が定規のラインより上に上がりました(アーチが上に持ち上がりました)

 

簡単に書くと、これをトラスト機構といいます

 

●親指を持ち上げるとアーチができる

簡単に言うと、親指を持ち上げることによってアーチは高くなるんですね。

 

 

親指をあげることで、拇指球は4mm程度 下がり、足首が内側に倒れこむ動きを防ぎます。

また、着地する瞬間や、蹴り出すときの足の裏を硬くしてアーチの低下を防ぎます。

 


歩いたり走ったりするとき、
しっかりと蹴り出すには、
かかとが真っすぐに持ち上がることが大切です。

この動きがうまくいくと、
ウィンドラスメカニズムが発動し、足が強く使えます。

しかし──

 

靴下によっては、かかとがズレて上がり、
この大事なメカニズムが発生しないこともあります。

 

ですから、この靴下を作りました。