実業団ランナーに協力してもらい、厚底シューズを使った走行テストを行いました。
グラフは体幹軸の横傾斜を計測しています。
各データ(AとB)について 0°を横切るフレーム間隔(ゼロクロス周期) を計算
その周期の標準偏差(ばらつき)を平均周期で割って%化
→ 値が小さいほどリズムが安定
→ 「安定度改善率=(Aのばらつき − Bのばらつき) ÷ Aのばらつき × 100%」
これで「BはAに比べて〇%リズムが安定している」と数値で表せます。
A(普通の靴下)
ばらつき率:約 129%
B(ラクちんソックス)
ばらつき率:約 89%
改善率
Aに比べて 約31% リズムが安定
図X. 片足走行における体幹軸の左右揺れ(mean zero補正後)。
(A) 普通の靴下(A: Regular socks)、(B) ラクちんソックス(B: Rakuchin socks)。
各波形のピークおよびボトムを抽出し、点で表示し線で結んだ。
(注1)
ゼロクロス周期の変動を指標とした安定度評価では、
A(普通の靴下)の周期ばらつき率は 約129%、
B(ラクちんソックス)は 約89% であった。
すなわち、BはAと比較して 約31% リズムの安定度が改善 している。