シューズの中は、まるでスキー場のような地形です。
緩やかな初級コースのような傾斜もあれば、
上級者向けの急斜面のような箇所もある。
さまざまな「斜面」が存在しています。

自分の足に合わない大きな靴を履いて、
母指球が、シューズの中のにあるアーチサポートの一部を踏んでいると

走るときの体は
外+前に傾きます。

体の傾きと足の障害の関係について
この過剰な外への傾きにより、
足首は**過回内(オーバー・プロネーション)**を発生させます。
そのため
・外反母趾
・内反小趾
実際には、外+前=斜め前に倒れるような力が働きます。
本来、こうした動的な傾きを制動(ブレーキ)するのが、
後脛骨筋をはじめとした、ヒラメ筋・大腿筋膜張筋などの筋・腱組織の役割です。
いわば──
**「これ以上傾いたら転倒する」**というラインを察知し、
身体を支え直す、
最後の砦として働いているのが、後脛骨筋です。
ですから、
自分の足に合っていない
大きすぎるシューズを着用すると、
…などの原因になることがあります。
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