【ご質問】
最近ランニングを始めたところ、
外反母趾の痛みが増えたように感じます。
五本指ソックスやテーピングなどで
予防を試みましたが、あまり効果を感じられません。
ランニングは外反母趾に悪いのでしょうか?

ランナーの外反母趾の痛み
ランニングそのものが、
外反母趾に悪いわけではありません。
ですが、体に負担のかかる動作を繰り返すと、
どんな症状でも悪化する可能性があります。
外反母趾の原因や仕組みを正しく理解すること。
それが、改善への第一歩になります。

ランニングの外反母趾の痛み、どうして起きるのか?

ランニング中の外反母趾の痛みは、2つのタイプに分けられます。
●シューズが当たって痛いタイプ
親指の付け根に“ポッコリ”と出ている部分があります。
そこに、シューズのアッパー(甲の外側の生地)が当たり、
圧迫されて痛みが出るタイプです。
●蹴り出すときに外反母趾が痛いタイプ
地面を蹴り出すときに、
親指側に強い負荷がかかり、
その動作によって付け根が痛くなるタイプです。
ここでは、
「蹴り出すときに痛む」外反母趾の痛みについて解説します。

外反母趾ってなに?
外反母趾とは、
足の親指が小指側に曲がり、
「く」の字のように変形した状態のことです。
母趾の付け根が腫れたり、痛んだりすることで、
歩行に支障をきたすこともあります。

つま先立ちや、歩きだしで痛い理由
靴下を履くと、
踵が真っ直ぐに上がらないことがあります。
それが、蹴り出しの妨げになることもあります。
踵が真っ直ぐに上がっていない状態を前から見ると、親指は小指の方向に捻られています。

靴を履かなくても外反母趾が痛い理由
踵を真っ直ぐに上げて蹴り出すとき、
重要になるのは「足の小指の役割」です。

内反小趾や寝指、
靴下の締め付けで小指が開かない状態だと、
足を真っ直ぐに蹴り出すことができません。
その結果、親指を捻じる原因になってしまいます。
外反母趾で悩んでいる方へ。 まずは、この検査を試してみましょう。

ウォーキングなら大丈夫?
ウォーキングでも親指を捻じる動きが出ている時は、外反母趾が悪化するのは同じです。
外反母趾がテーピングで改善しないわけ
指を開くテーピングは保存療法として有効です。変形が軽度の場合は予防・改善効果も見込めると思います。
しかしながら、外反母趾は、親指の変形だけでなく、動作の結果でおきるので、
動作を変えるほどの効果は難しいと思います(主観です)
五本指ソックスは要注意
指の変形が進むと、足のアーチが崩れることで小指が内側に向きはじめ、

代償として、他の指が広がるようになります。

指が必要以上に開くと足の裏のアーチ開かれ(開張足)グラつきが大きくなり、そのことで、足のアーチの低下や外反母趾を悪化させることがあるので、履いて片足で安定して立つことができない五本指ソックスは避けた方が良いと思います(主観です)

外反母趾改善のポイント
外反母趾を悪化させない、くい止める方法は、
体を真っ直ぐに蹴り出せることです。
そのために、シューズ選び、ストレッチ、トレーニングなど、様々な方法がありますが、
一番簡単で、最も効果が高いと思うことを書いてみます。
日常で簡単にできることから始めましょう。
小指が開かない靴下を避けましょう。

外反母趾と小指の関係
通常、体が外に傾いたときに、体のバランスをとるのは小指です。
体が外に傾くと、足の小指は外に開いてバランスを制御します。

小指が開かなくなると、うまく体のバランスをれなくなり、
歩いたり、走ったりする動作の中で、体が外に揺れる動きが大きくなります。
無理な動きが習慣化されると、足のアーチが崩れ、足指の変形を促します。

小指が開かなくなる原因
足の小指が開かなくなる原因の一つに、靴下やストッキングによる締めつけがあります。

靴下やストッキングで締められると、開きにくくなるので、
歩くときに開くことができず、
小指が親指側に曲がり変形します。
小指が開かなくなると(内反小趾)
いままでの要点をまとめます。
- 普通の靴下だと小指が開きにくい、
- 五本指ソックスは指が開きすぎてしまう。
では、どうすればいいの?

そこで、外反母趾で悩む市民ランナーの方々と、研究とテストを重ね、
みんなで作ったのがラクちんソックスです。

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