普通の靴下を履いただけで、なぜ?アーチが落ちたのか?
エビデンスに基づいて解説します。

足の骨は「三階建て」のような構造をしています。

一階の踵の骨には、小指と薬指がつながっています。
二階の足首の骨には、中指と人差し指、そして親指が生えています。

つまり、人が立つときの土台は「一階」の小指と薬指。
そして、その二階を支える柱の役割を果たしているのが親指です。
アーチの低下とは
この二階が崩れてしまうこと──
それを「アーチの低下」といいます。

重要なのは足の小指側
立つ・歩く・走るとき、
最前線で地面と接するのは小指の骨です。

小指の骨には、特別な“レバー”のような突起があります。
この突起が地面から押されると、
小指の骨は回転しながら隣の骨を押し出します。

その力はさらに隣の骨に伝わり、
アーチを描く骨を経て母指球へと逃がされます。

完成する「水平アーチ」
こうして骨同士が連動し、アーチ橋のようなデザインが生まれます。 これが足の「水平アーチ」です。

体重による荷重と床からの衝撃を、バトンのように母指球へつなぎ、
本来なら足を壊すはずの力を「立つ力」「前に進む力」に変えているのです。
小指が開くことの意味
このリレーを完成させるためには、骨と骨の隙間が閉じている必要があります。

小指が外に開くことで骨の結びつきが強まり、アーチは安定します。

しかし──
普通の靴下が小指を締めつけると、

骨の間に隙間ができてしまいます。
その結果、アーチは低下してしまうのです。

シンプルな解決方法
指先の締め付けがアーチを落とすこの問題。

いちばんシンプルな方法で解決してみました。
それが、こちらです。



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