ランニングのトレーナーの多くがフォアフット信者で、「踵から着くと故障する」、「踵から着くとブレーキになる」「ケガをしたくなければフォアフット(前足部着地)で走りなさい」と指導します。ランニング雑誌などでも「ランニング=フォアフット」というような紹介をするので、結果的に日本はフォアフット大国になりました。でも、短距離と長距離の走り方が違うように、フルマラソンを2時間半で走る人と、4時間で走る人の走り方は違います。キロ3分前後で走るトップランナーの多くがフォアフットですが、これはフォアフットにしているのではなく、このスピード領域になると自然と「フォアフットになる」だけのことです。